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忘れぬうちに夢のメモ&イラスト。ノートに書きためてる過去の夢ももったいないんで出してきます。
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雨降りの午後。風で消えたりするシャンソンのような音楽。
工場の轟音のような音もときたま混じっている。

坂を下ってゆくと、大八車を改良したおでん屋がある。
カップルがおでんを買っており、
傘のない自分は彼らの隙をうかがって
ビニール傘を失敬する。

しかし、女の方が気づき、僕は謝って傘を手すりにかけて戻す。
訴訟問題にならぬか心配。
おでん屋は雨降りの屋根の下で暗く、
暗がりの中からおでん屋の主人が、こちらをじっと睨んでいる。

その後、自分は傘立てにあった傘を盗む。

NとIが喫茶店で待っているので急ぐ。
喫茶店の中もおでん屋と同等に暗い。奇妙。
下北沢の雰囲気。
しかし、窓の外に森が鬱蒼と茂っていて、広がりのある芝生が雨に濡れており美術館風の立地でもあるのだろうか。

店員が注文を取りに来たが、彼女は背が三メートルを越す異常な大女。
しかも、足が極端に短く、首がその分奇妙に伸びており、
ゆがんだ鏡に映った人間のようだ。
そう思って、見れば、女は遠ざかるごとに普通の体型に戻ってゆく。
やっぱり鏡を使ったトリックだった、と自分は思う。
しかし、女は、振り向いた瞬間に顔が5倍くらいに膨れてお歯黒を塗った笑顔で僕を睨め付け、妖怪のよう。
自分は夢の中で、罠にかかったように硬直する。

IとNが喋っているが、会話に入るタイミングが無い。
Nに「お前ってそんなに喋らなかったっけ?何か心に負担でもあるの?」
と奇妙に見透かすような目つきで問われる。

喫茶店の白いドアが開いて、やくざ風の男が入ってくる。
自分が盗んだ傘の持ち主のよう。
自分は詰問されて、答えに窮して、結局また謝罪。
やるせない気分。泣きたくなる。
やくざ風の男は怒りを静めたようだが、自分は念のために
「自分の傘と間違えた。じゃあ自分の傘はあるのか」
とかえって激昂した素振りを演出する。
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