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忘れぬうちに夢のメモ&イラスト。ノートに書きためてる過去の夢ももったいないんで出してきます。
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26 2007 / 05

オール明け。
本当に長い、長い夢を見た気がするが、メモせずにパスタを食べたら大体忘れてしまった。

坂から誰か友人が下ってくる。ヴェスパに乗っている。
彼はくるくると複雑な動きをするが、
ダブのディレイの音を思わせる平行移動的な残像が彼の通った後に残る。
その残像は半透明だが、表情や細部の造形はしっかり残っている。
何というか奇妙なことだが、その残像には、
事務的なような、形式的なような、丁寧さが感じられる。
自分は、隣にいる誰かに、残像が残っているからあの友人はまやかしだ、と告げる。

ややあって(夢はその後も続いていたのだが、忘れてしまったので間が抜けている)夢は異常な様相を呈している。つまり、自分は夢の中で恐慌状態に陥っている。
階段を駆け上がって、どことなく中華風の作りの建物内に入ると、廊下が暗い。
自分は向こうから奇妙な中年がこちらにカツカツと歩いてくるのをみる。
その人物は輪郭だけ際だっているような印象、残像とも光ともつかない奇妙な輪郭を持っている。顔は全くの無表情。
それが自分にカツカツと音を立てて近づいてくるのがとても怖い。
彼は、僕に十分近づいたと思ったらいつの間にか遠くに戻っている。そしてまた歩いて近づいてくる。
そんなことを何回も繰り返す。その理不尽さにおののく。
こんな異常な事態はまっぴらだ、と思い、助けてくれと叫ぶ。

それを映画としてみている自分がいて、「これはそこらのホラーより怖いよね」と誰かに話している。

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